摘要 |
pH7.0におけるゼータ電位が−10mV〜−60mVである蛍光ナノ粒子またはpH6.0〜8.0の緩衝液中におけるゼータ電位が0mV〜−10mVの範囲である、蛍光ナノ粒子であれば、一般的に負に荷電している生体分子と蛍光ナノ粒子との間に適度な電気的な反発力を生じさせることができる。その結果、蛍光ナノ粒子と生体分子との非特異的な結合が抑制され、前記電気的な反発力を上回る相互作用でもって蛍光ナノ粒子と染色対象の生体分子とを特異的に結合させ、特定の染色対象の生体分子の視認性を向上させることができる。また、蛍光ナノ粒子同士の間にも適度な電気的な反発力が生じるため、それらの凝集を抑制し、染色液の分散性も維持することができる。 |