摘要 |
【課題】凝縮水の発生量を調整できる脱塩素設備およびその制御方法を提供する。【解決手段】電解廃液に溶存する塩素を負圧下で気化させて、水蒸気を含む塩素ガスを排出する脱塩素塔12と、脱塩素塔12から排出された水蒸気を含む塩素ガスを冷却して、凝縮水を生成する熱交換器13と、脱塩素塔12に供給される電解廃液の温度を測定する温度計31と、脱塩素塔12の塔内圧力を制御する制御装置33とを備え、制御装置33は、目標凝縮水発生量が得られる塔内圧力を電解廃液の蒸気圧からの圧力差として求め、温度計31で測定された温度の電解廃液の蒸気圧を求め、蒸気圧と圧力差とを加算して目標塔内圧力を求め、脱塩素塔12の塔内圧力が目標塔内圧力になるように制御する。電解廃液の温度の変動に影響されずに、塔内圧力を適した圧力に設定できる。その結果、凝縮水の発生量を調整できる。【選択図】図1 |