摘要 |
【課題】ガラス繊維等の充填材を配合することにより剛性が高められた熱可塑性樹脂組成物の手触り感と軋み音の発生を改善する。【解決手段】ゴム強化芳香族ビニル系樹脂(A,B)、結晶性熱可塑性樹脂(C)および繊維状または層状の充填材(D)を含み、JIS K 7121−1987に従って測定した融点が0〜100℃および170〜280℃に存在し、曲げ弾性率が3,000MPa以上であることを特徴とする熱可塑性樹脂組成物。成分(A)は、JIS K 7121−1987に従って測定した融点が0〜100℃であるエチレン・α—オレフィン系ゴム質重合体(a1)を含有することが好ましい。成分(C)はJIS K 7121−1987に従って測定した融点が170〜280℃であることが好ましく、ポリエステル系樹脂及びポリアミド系樹脂からなる群より選ばれた少なくとも1種であることが好ましい。【選択図】なし |