摘要 |
【課題】遊星歯車機構を介して相互接続された1機の内燃機関と2機の回転電機を備えた車両用動力装置の一方の回転電機において低負荷逆転時の冷却液による抵抗を低減する。【解決手段】回転電機のロータコア68内に設けられた冷却液流路74は、幹流路78と、幹流路78から分岐した第1枝流路80、第2枝流路82を有する。第1枝流路80は、分岐点から、正転方向において下流側に延び、ロータコア68の外周面に達する。第2枝流路82は、逆転方向において下流側に延び、ロータコア68の軸線方向の端面に達する。冷却液は、正転時には、第1枝流路80を流れてロータとステータの間のギャップに供給され、ステータを冷却する。逆転時には、冷却液は第2枝流路82を流れ、ギャップには供給されない。ギャップ内の冷却液が減少することで、冷却液の粘度により生じる引きずり抵抗が低減される。【選択図】図5 |