コンクリート構造物のパイプクーリングシステムにおける温度計測情報その他のリアルタイム可視化方法

摘要

【課題】コンクリート構造物内部へ予め設置したクーリングパイプへ通水を行い、打設したコンクリート構造物内部の温度を推定し、適切な温度範囲に下げる制御に必要な温度計測情報その他の情報をリアルタイムに可視化する方法を提供する。【解決手段】コンクリート構造物１の内部温度及び外表面部の温度、並びに通水温度をそれぞれ計測しつつ、クーリングパイプ２へ供給する冷却水の通水量と通水温度を各要所位置毎に測定して、これらの各計測データを制御装置５０へ送ると共に、各当事者所有の端末で把握、認識が可能とする。制御装置５０には事前解析の検討結果に基づくコンクリートの予測温度履歴を登録しておき、前記の各計測データと事前解析の検討結果を各当事者の端末に表示させ、且つ比較検討を行わせて、異常事態時には、直ちに警報告知手段を通じて異常事態を各当事者へ告知して対処を促す。【選択図】図１