摘要 |
【課題】効率的かつ低コストでセメント焼成装置内の硫黄分を管理してセメント焼成装置を安定して運転する。【解決手段】セメントキルン4の窯尻からプレヒータの最下段サイクロンに至るまでのキルン排ガス流路5より燃焼排ガスの一部を冷却しながら抽気し、抽気ガスG1を粗粉D1と、微粉を含むガスG2とに分離し、微粉を含むガスから微粉D3を回収し、微粉を回収した後の排ガスG4のSO2濃度を測定し、測定したSO2濃度に基づいて、該SO2濃度と前記セメントキルンの窯尻又はプレヒータの最下段サイクロンにおけるセメント原料のSO3濃度の相関関係から該SO3濃度を算出し、算出したSO3濃度に応じて、前記セメントキルンに供給される硫黄分の量をセメント原燃料を操作して調整する。上記算出したSO3濃度に応じて、前記セメントキルンの窯尻酸素濃度、焼成温度等を調整することもできる。【選択図】図1 |