摘要 |
【課題】溶接作業性を損なうことなく溶接速度を速め、しかも溶接熱影響部の靱性を確保して溶接金属の機械的性質を改善できるエレクトロガスアーク溶接方法、及びエレクトロガスアーク溶接装置を提供する。【解決手段】エレクトロガスアーク溶接では、1対の被溶接板15A,15Bの開先11内に、単数又は複数の溶接トーチ21,23のトーチ先端を挿入し、3m以上の長さのパワーケーブルを介して溶接電流を流し、シールドガス雰囲気下で立向突合せ溶接を行う。溶接ワイヤ25,26に15〜30%のフラックス率を有するフラックス入りワイヤ、シールドガスにCO2濃度が50%以上のガスを用い、溶接電流としてパルス電流を用いる。パルス電流は、ピーク電流値に至るまでの立上り時間を0.1〜5.0msとし、パルスの周波数を20〜200Hzとした。【選択図】図1 |