摘要 |
本発明は、下記一般式Iで表される構造を有するボロンジピロメテン蛍光プローブ、その製造方法及び応用に関する。本発明のボロンジピロメテン蛍光プローブは、バックグラウンド蛍光が低く、次亜塩素酸を加えると、蛍光強度が迅速で顕著に増加し、100倍に達せる。また、本発明のボロンジピロメテン蛍光プローブは、蛍光強度がナノモル範囲における次亜塩素酸の濃度と良好な直線性関係を示し、検出限界が0.56ナノモルある。さらに、本発明のボロンジピロメテン蛍光プローブは、選択性が良好であり、その他の活性酸素、例えば、H2O2、O2−、TBHP、HO・、TBO・、1O2、NO・に対して殆ど応答せず、しかも広いpH範囲においてpHの影響を受けない。本発明のボロンジピロメテン蛍光プローブは、生細胞における次亜塩素酸の検出に応用できる。【化1】【選択図】図1 |