摘要 |
【課題】鉄筋コンクリート構造物をより強固に補修し、耐久性を向上させる。【解決手段】鉄筋コンクリート構造物20の表面20aに、亜硝酸カルシウムを主原料とする反応促進剤10を散布又は塗布して、コンクリート22の空隙やひび割れ26中を浸透させた後に、ケイ酸塩系の表面改質材12を散布又は塗布する。すると、反応促進剤10及びコンクリート22に含まれているカルシウムと、表面改質材12のケイ酸とが、急激に反応してゲル化する。これにより、表層コンクリート部分22’の緻密化、及び、ひび割れ26等の大きな空隙の閉塞が可能となる。更に、劣化因子の浸透を抑制できると共に、鉄筋24の周囲へ亜硝酸イオンにより防錆効果を付与することができるため、鉄筋24の腐食を抑制することが可能となる。従って、鉄筋コンクリート構造物20をより強固に補修し、耐久性を向上させることが可能となる。【選択図】図1 |