摘要 |
【課題】一体の袋体であるエアバッグがヘッドレスト又はシートバックに収納された構成において、前膨張部を乗員頭部の前方で膨張展開させるためのエアバッグの展開性と、該エアバッグによる乗員頭部の拘束性とを両立する。【解決手段】乗員保護装置10の多方位エアバッグ30は、ヘッドレスト18に収納された状態からガス供給を受け膨張展開される。多方位エアバッグ30は、シート幅方向から見て、着座者Dの頭部Hに対するシート上方で膨張展開される上ダクト35Uを含み膨張展開状態で上ダクト35Uのシート前端が着座者Dの頭部Hに対するシート前方に至るフレームダクト35と、フレームダクト35からガス供給を受けて着座者Dの頭部Hに対するシート前方で膨張展開される前膨張部40と、前膨張部40からガス供給を受けて着座者Dの頭部Hに対するシート幅方向の両側方で膨張展開される一対の横膨張部44とを含む一体の袋体として構成されている。【選択図】図1 |