摘要 |
【課題】溶融物排出用の貫通孔を定常的に開放して操業する場合において、炉内に導入すべきコークスの増加を十分に抑制できるとともに厚さが十分に均一のコークスベッドが炉底に形成された状態を維持でき、なおかつ、貫通孔及びその周辺における溶融物の温度低下に起因して貫通孔が閉塞されることを十分に抑制できる廃棄物ガス化溶融炉の運転方法を提供する。【解決手段】本発明は、炉底側に位置する溶融炉部と、溶融炉部内に酸素を供給する複数の羽口と、溶融炉部に形成された貫通孔と、貫通孔と連通する内部空間を有する保圧室とを備える廃棄物ガス化溶融炉の運転方法に関する。この運転方法は、貫通孔の最も近くにある羽口から溶融炉部内に単位時間あたりに供給する酸素量SNを、当該羽口よりも貫通孔からの距離が遠い羽口から溶融炉部内に単位時間あたりに供給する酸素量SFよりも少なくすることを特徴とする。【選択図】図2 |