摘要 |
所定の成分組成とし、焼戻しベイナイト相および焼戻しマルテンサイト相の面積率の総和が70%以上で、かつ粗大パーライト相、マルテンサイト相および残留オーステナイト相の面積率の総和が10%以下であり、焼戻しベイナイト相および焼戻しマルテンサイト相が、下部組織として平均幅が1.0μm以下のラスを有し、ラス内部およびラス境界に析出したFe系炭化物のうち、アスペクト比が5以下のものの割合が80%以上であり、かつ該ラス内部およびラス境界に平均粒子径が20nm以下のMC型炭化物が分散析出した、組織とし、さらに、平均転位密度を1.0×1014m-2以上5.0×1015m-2以下とする。 |