摘要 |
【課題】ガラス固化体の保管期間を短縮できる放射性廃棄物の固化処理方法を提供する。【解決手段】放射性廃液容器内の、長半減期核種(U−238)及び短半減期核種(Cs−137)を含む汚染水に酸水溶液を注入して汚染水のpHを低下させ、長半減期核種をイオン化するS1A。その汚染水へのアルカリ水溶液の注入により汚染水のpHを増加させ、そして電析により長半減期核種を汚染水から分離するS1B。放射性廃液容器内の汚染水を固化容器に供給し、汚染水中の短半減期核種を固化容器内の吸着剤に吸着させるS2。汚染水の排出後、固化容器内に低融点ガラスを供給する。短半減期核種を吸着した吸着剤及び低融点ガラスが充填された固化容器を断熱容器内に収納し、その短半減期核種からの放射線により生じた熱によって低融点ガラスを溶融させてガラス固化体を作製するS3。【選択図】図2 |