摘要 |
バックフォーカスを長くして偏光プリズム等の光学部材を配置可能としながら、収差が製造誤差による影響を受けにくく、フォーカシング時の収差の変動を少なくする。物体側から像側へ順に、負の屈折力を有する前群G1、フォーカシングレンズF、正の屈折力を有する後群G2を備え、前群及び後群が、光軸上に常に固定されており、以下の条件式(1)及び(2)を満たす内視鏡用対物光学系を提供する。4<FB/FL …(1)FL/|fc|<0.1 …(2)ただし、FBは、内視鏡用対物光学系全系のバックフォーカスであり、後群の最も像側のレンズ面から全系の後ろ側焦点位置までの距離である。また、FLは、内視鏡用対物光学系全系の焦点距離であり、fcはフォーカシングレンズの焦点距離であり、|fc|はその絶対値である。 |