摘要 |
他の成形品と接合したときの強度をよりいっそう高める。本発明の溝付き樹脂成形品10は、無機充填剤11を含有し、樹脂の一部除去による複数の溝12が形成され、これら複数の溝12では無機充填剤11が露出されている。溝12の深さは溝12の短手方向の長さの1/2以上であることが好ましく、無機充填剤11は繊維状であり、その長手方向が溝12の長手方向とは異なり、溝12の短手方向の長さが無機充填剤11の長手方向の長さよりも短いことが好ましい。また、隣り合う溝12の間隔は、溝付き樹脂成形品10を複合成形に用いる場合はある程度大きい方が好ましく、表面の観察に用いる場合はなるべく小さい方が好ましい。溝付き樹脂成形品10は、無機充填剤11を含有する樹脂成形品にレーザの照射、化学処理等を行い、無機充填剤11が露出されている複数の溝を形成することにより得られる。 |