摘要 |
【課題】凝固初期の凝固シェルの不均一冷却による表面割れを防止すると同時に、鋳片の厚み中心部に発生する中心偏析を効果的に抑制する。【解決手段】鋳型内壁面の少なくともメニスカスを含む領域に、鋳型銅板とは異なる熱伝導率の金属が充填された複数個の異熱伝導金属充填部を有し、且つ、異熱伝導金属充填部が配置された領域における異熱伝導金属充填部の面積率が10%以上80%以下である鋳型5を用いた連続鋳造方法であって、未凝固層12を有する鋳片10の厚みを、鋳型出口での厚みに対して0mm超え20mm以下の総バルジング量で拡大させ、その後、軽圧下帯14で、鋳片中心部の固相率が少なくとも0.2の時点から0.9になる時点まで、圧下速度と鋳造速度との積が0.10〜1.0mm・m/min2となる圧下力で、総バルジング量と同等またはそれよりも小さい圧下総量で鋳片長辺面を圧下する。【選択図】図1 |