摘要 |
強力な磁場下で1ミクロン以下の常磁性磁気微粒子を使用する場合、磁気微粒子が磁束に沿って数珠状の凝集体を形成し、平坦な粒子の層と粒子の塊が混ざって凸凹状になることが確認された。生体分析に使用する場合、この現象が定量性の低下に影響する。微小な磁気微粒子を含む溶液を濡れ性の高い平面基板で上下をできるだけ液の厚みが薄くなるように挟みこみ、一方の平面基板側から磁場を与え磁気微粒子を引き付ける方法を用いることで、磁気微粒子は分散状態のまま基板面に膜のように均一に固定でき、生体分子の定量性を向上できる。 |