摘要 |
【課題】IDTの表面に形成される温特抑制膜や防湿膜等の被覆膜の割れの発生を抑制する。【解決手段】圧電基板2の上におけるIDT3および反射器4の周囲を囲むように、金属材料で構成されたダミーパターン5を形成する。具体的には、圧電基板2の表面のうちIDT3やそれに繋がる配線やパッド部および反射器4を除いた部分の面積の50%を占めるようにダミーパターン5を形成する。このようなダミーパターン5を形成することで、シリコン酸化膜などで構成される温特抑制膜6やシリコン窒化膜などで構成される防湿膜7との熱膨張係数差による熱応力をダミーパターン5で引き受けることが可能となる。そして、ダミーパターン5の構成材料である金属材料は一般的にヤング率が低いため、塑性変形しにくく、塑性変形したとしても、上層に配置される温特抑制膜6や防湿膜7に割れを生じさせるほどの力が発揮されないようにできる。【選択図】図1 |