摘要 |
【課題】回転子内部から固定子巻線に向かって冷却油を供給して冷却する場合、冷却性能を高くするために冷却油の流量を増やすと固定子内周と回転子外周とのギャップ間に冷却油が滞留して流体抵抗の増加によるロストルクが増大し回転電機の効率を悪化させてしまうことがある。【解決手段】固定子コアと、固定子コア間に形成されたスロット部と、スロット部に直線巻回部が挿入され固定子コアに巻装された固定子巻線と、固定子巻線側面を覆い、径方向内方端縁部を固定子コアの突部を境目にして折り返し径方向内方端部を固定子巻線の内側面に延在させた絶縁紙とを有する固定子、固定子コアとギャップを保って配置され磁石とギャップへ冷却油を供給する冷却油供給路とを有する回転子を備え、スロット部とギャップとの連通部に、回転子の外周面を底辺とし対峙状態となった絶縁紙の折り返し部を2斜辺とする三角状空間部によって冷却油通路が形成されている。【選択図】図5 |