摘要 |
【課題】温度変化等の影響による誤判定を防止しつつ、異常検出性能を向上させる電流センサ異常診断装置を提供する。【解決手段】電流センサ異常診断装置の学指令部は、学基準時における複数の電流センサの出力偏差ΔIoを0にするように複数の電流センサの出力Io1、Io2をオフセット補正する「基準出力学」の実施を指令する。電流補正部は、基準出力学以後、複数の電流センサの出力をオフセット補正した補正出力Ic1、Ic2を出力する。異常判定部は、補正出力偏差ΔIcに基づき、複数の電流センサの異常診断を実施する。診断実施許可部は、基準出力学の完了時からの参照温度Temp_cfの変化が所定の温度範囲ΔTemp_th内である診断許可期間Pdに、異常判定部による異常診断の実施を許可する。これにより、温度特性によって生じる誤判定を防ぐための偏差閾値ΔIthを小さく設定し、異常検出性能を向上させることができる。【選択図】図4 |