摘要 |
【課題】解放側油圧室に油圧が供給される側で保持される故障が発生しても、係合装置の係合が可能になる構造を提供する。【解決手段】係合側油圧室72で発生する最大推力Fonmaxよりも、解放側油圧室86で発生する最大推力Foffmaxが小さくなるように、係合側油圧室72の受圧面積A1が解放側油圧室86の受圧面積A2よりも大きいため、解放側油圧室86に解放油圧Poffが供給される状態で保持される故障が発生した場合であっても、係合側油圧室72で発生する最大推力Fonmaxが解放側油圧室86で発生する最大推力Foffmaxよりも大きいため、第1クラッチC1を係合させることができる。結果として、車両の走行(退避走行)を実行することが可能となる。【選択図】図3 |