摘要 |
【課題】熱処理後のアルミニウム合金の材料組織を、より精度良く予測し得る方法を提供する。【解決手段】熱処理前のアルミニウム合金の材料組織の状態と熱処理の条件とから、熱処理によって析出する第二相粒子のサイズと数密度を算出する一方、アルミニウム合金中に存在する第二相粒子について、そのサイズ毎に、熱処理によるサイズの変化を算出して、第二相粒子のサイズと数密度にて表される粒子サイズ分布関数を求めると共に、熱処理の進行に従って、析出する第二相粒子や前記サイズ変化する第二相粒子についての算出を繰り返し実施し、そしてその得られた算出値に基づいて、粒子サイズ分布関数を繰り返し更新して、熱処理終了時点における粒子サイズ分布関数を求め、熱処理後の第二相粒子の分散状態を予測することによって、熱処理後のアルミニウム合金の材料組織を予測するようにした。【選択図】図2 |