摘要 |
【課題】ポリプロピレン系樹脂の耐熱性及び機械的強度の特性を損なうことなく耐熱劣化性を向上させたポリプロピレン系樹脂組成物を提供する。【解決手段】ポリプロピレン系樹脂組成物であって、ポリプロピレン系重合体 100重量部に対し、芳香族ビニル化合物由来の構造単位[a]と鎖状共役ジエン化合物由来の構造単位[b]とを含んでなり、構造単位[a]の共重合体全体に占める重量分率をw[a]とし、構造単位[b]の共重合体全体に占める重量分率をw[b]としたときに、w[a]とw[b]との比(w[a]:w[b])が20:80〜85:15である共重合体[C]の、主鎖及び側鎖の炭素−炭素不飽和結合並びに芳香環の炭素−炭素不飽和結合の90%以上を水素化して得られ、かつ、重量平均分子量(Mw)が5,000以上、30,000未満である共重合体水素化物[D]0.5〜10重量部が配合されてなるポリプロピレン系樹脂組成物。【選択図】 なし。 |