摘要 |
中立位置ずれに起因したスタビリティ制御の誤作動を抑制する。運転者のステアリング操作によってステアリングシャフト(12)が回転する操舵入力機構(StIN)と、ピニヨンシャフト(18)の回転によって車輪が転舵される転舵出力機構(StOUT)との間に、ステアリングシャフト(12)とピニヨンシャフト(18)とを断続可能に連結するクラッチ(19)を介装する。また、転舵出力機構に転舵力を付与可能な第一転舵モータ(M1)及び第二転舵モータ(M2)を設け、クラッチ(19)を遮断した状態で、運転者のステアリング操作に応じた車輪の転舵角(θw)が実現されるように第一転舵モータ(M1)及び第二転舵モータ(M2)を駆動制御する。そして、ステアリングシャフト(12)の中立位置とピニヨンシャフト(18)の中立位置とが相違する中立位置ずれが発生している間(fn=0でないとき)は、スタビリティ制御を作動しにくくする。 |