摘要 |
【課題】断面修復工法の施工の際に危惧される鉄筋1のマクロセル腐食を防ぎ、犠牲陽極材4の交換も容易で、長期耐久性を考慮したコンクリート構造物の断面修復工法を提供する。【解決手段】亜鉛又は亜鉛合金の陽極材3と、陽極材3の周りに陽極の不動態の生成を避けるのに充分なpHを持った電解質溶液を含有するバックフィル材で構成された犠牲陽極材4を、コンクリート硬化体2の表面に設置し、コンクリート硬化体2の内部の鉄筋1と犠牲陽極材4を電気的に接続する鉄筋コンクリート構造物の断面修復工法であって、犠牲陽極材4の内部の陽極材3の打継界面側端部5の位置が、断面修復材6とコンクリート硬化体2との打継界面7上、もしくは、打継界面7から30cm以内のコンクリート硬化体2の表面となるように設置する鉄筋コンクリート構造物の断面修復工法であり、コンクリート硬化体2の表面の任意の位置にさらに犠牲陽極材4を設置する前記断面修復工法を構成とする。【選択図】 図2 |