摘要 |
【課題】 工業炉の炉内に導入された被処理物を加熱させた後、冷却させるにあたり、被処理物を冷却させる際における炉内の熱を有効に利用して、エネルギー消費を少なくしながら、加熱された被処理物を効率よく短時間で冷却できるようにする。【解決手段】 少なくとも炉内11に導入された被処理物Wを加熱させる加熱工程S1と、加熱された被処理物を冷却させる冷却工程S3とを行う工業炉10において、炉内から導出されて循環されるガスと冷却用媒体とを熱電発電素子21とペルチェ素子23とに導き、冷却工程の初期の段階S3aにおいて、熱電発電素子により炉内から導出されて循環されるガスと冷却用媒体との温度差による発電を行う一方、冷却工程の後期の段階S3bにおいて、熱電発電素子によって発電された電気を、ペルチェ素子に供給して炉内から導出されて循環されるガスを冷却させた。【選択図】 図1 |