摘要 |
【課題】内部に、燃料の蓄圧室として用いられる空間と、その空間に連通する横孔が形成された筒状部を備えたコモンレールにおいて、筒状部を薄肉にしたとしても、横孔周辺部の破壊を抑制できるコモンレールを提供する。【解決手段】コモンレール1は、内部に、燃料の蓄圧室として用いられる空間4が長手方向に形成され、かつ、空間4に連通する横孔6が径方向に形成された筒状部3を備える。筒状部3は、横孔6の軸線L2と筒状部3の軸線の両方に直角な方向Pにおける横孔6の横に位置する部位10(特に、オリフィス7の横に位置する部位)の外側に、該部位10の肉厚を大きくするよう直角な方向Pに盛り上がった肉盛部11を有する。肉盛部11は、横孔6を間に挟んで直角な方向Pの両側の部位10にそれぞれに形成される。コモンレール1は、例えば時効硬化処理を施したベイナイト型の非調質鋼などの高強度材で形成される。【選択図】図4 |