摘要 |
【課題】外乱信号の相関の大きさに応じて、適切な特性ベクトルの推定を可能とする技術を提供することを目的とする。【解決手段】特性ベクトルに任意の更新候補ベクトルを加えたベクトルと入力信号の系列とを用いて生成しうる推定出力候補信号の系列を、観測出力信号の系列から差し引いた場合に得られる想定残差信号系列が外乱信号の系列と一致する確率と、任意の更新候補ベクトルの生起確率と、の積を最大とする更新候補ベクトルを更新ベクトルとして選定し、選定された更新ベクトルを用いて、特性ベクトルを更新する更新ベクトル算出部とを含む。想定残差信号系列が外乱信号の系列と一致する確率は、外乱信号の系列の分散共分散行列の非対角項が非零の要素を取りうる多次元正規分布に依存し、任意の更新候補ベクトルの生起確率は、任意の更新候補ベクトルの分散共分散行列の非対角項が全て零となる多次元正規分布に依存する。【選択図】図1 |