スチレン及びメタクリル酸メチルをベースとする非構造化ブロックコポリマーを用いるブロックコポリマーフィルムのナノ構造化のための方法、並びにナノ構造ブロックコポリマーフィルム

摘要

本発明は、少なくとも一つのブロックがスチレンを含み、少なくとももう一つのブロックがメタクリル酸メチルを含み、かつ既定の温度で非構造化された塩基性ブロックコポリマーから得られ、前記既定の温度でナノドメインにナノ構造化されるブロックコポリマーフィルムに関する。本ブロックコポリマーフィルムは、次の改変された化学式を有することを特徴とする。（Ａα（ｉ）−ｃｏ−Ｃｙ）ｎ−ｂ−（Ｂβ（ｋ）−ｃｏ−Ｄδ）ｎ−１−ｂ−（Ａα（ｉ＋１）−ｃｏ−Ｅε）ｎ−２−ｂ−（Ｂβ（ｋ＋１）−ｃｏ−Ｆζ）ｎ−３−ｂ−．．．−ｂ−（Ｂβ（ｋ＋ｘ）−ｃｏ−Ｗω）ｎ−ｐ式中、「ｎ」はブロックコポリマーのブロックの数を表し、「Ａ」はスチレンを表して「Ｂ」はメタクリル酸メチルを表すか、又はその逆を表し、「Ｃ」、「Ｄ」、「Ｅ」、「Ｆ」…、「Ｗ」はそれぞれ、ブロックコポリマーの各ブロックに取り入れられるコモノマー又はコモノマーの混合物を表し、スチレンをベースとするブロックに取り入れられるコモノマー又はコモノマーの混合物は、メタクリル酸メチルをベースとするブロックに取り入れられるコモノマー又はコモノマーの混合物とは異なり、インデックスαｉ及びβｋは、ブロックコポリマーの各ブロック中に存在するスチレンモノマー又はメタクリル酸メチルのモノマー単位の数を表し、これらすべては互いに独立しており、インデックスγ、δ、ε、ζ．．．、及びωは、所与のブロック中のコモノマー単位の数を表し、これらすべては互いに独立しており、インデックスαｉ、βｋ、γ、δ、ε、ζ及びωはすべて１以上である。【選択図】図２