摘要 |
素子の発光効率を改善し、駆動安定性を充分に確保し、かつ簡略な構成をもつ有機電界発光素子(有機EL素子)及びそれに使用される有機EL素子用材料を開示する。有機EL素子用材料は、カルボラン環に芳香族基を介してシリル基が結合した構造を有するカルボラン化合物からなる。このカルボラン化合物は、[Si(R)3]p-L-(A)r-L-[Si(R)3]qで表わされる。ここで、Aはカルボラン環、Lは芳香族基、pは1〜5、qは0〜5、rは1〜4である。また、有機EL素子は、基板上に積層された陽極と陰極の間に、発光層を含む複数の有機層を有し、この有機層のいずれかにカルボラン化合物を含有する。 |