摘要 |
【課題】内燃機関の燃焼室に臨む部分に断熱層を設けることで冷却損失低減による熱効率の改善を図るようにした内燃機関において、高回転域においても、吸入気体の過熱等に起因するポンプ損失が生じるのを抑制できるようにした断熱構造体を提供する。【解決手段】断熱構造体Aは、アルミニウム合金である基材3の表面に形成される中間層2および遮熱層1を備える断熱構造体Aであって、中間層2は基材3に対して銅粒子がコールドスプレーされた層であり、遮熱層1は中間層2に対してジルコニアおよびシリカよりなる群から選ばれる少なくとも1種を主成分とする酸化物粒子を溶射して形成された層であり、中間層2の厚みは20〜150μm、遮熱層1の厚みは10〜250μmであり、遮熱層1の熱伝導率λ1は基材3の熱伝導率λ3よりも小さく、かつ、中間層2の熱伝導率λ2は基材3の熱伝導率λ3よりも大きい。【選択図】図1 |