摘要 |
耐ファウリング性、親水性および酸化剤耐性に優れ、さらに、海水淡水化用途に必要な脱塩性能にも優れる分離膜を提供する。下式(1)で表される単位と下式(2)で表される単位とを含み、質量平均分子量が50,000〜1,000,000である共重合体からなり、0.15質量%塩化ナトリウム水溶液を用いた、25℃および0.45MPaGにおけるクロスフロー方式での塩阻止率が少なくとも3%である分離膜。(化1)式(1)中、XおよびYは、それぞれ独立にH、F、CF3またはClである。式(2)中、ZはOR1、NHR2、COOR3またはSO3R4である。Rは単結合、エーテル性酸素原子を含んでもよい2価の連結基、または環構造を含んでもよい2価の連結基である。R1〜R4は、それぞれ独立にHまたは1価の有機基である。ただし、前記共重合体に含まれる式(2)で表される単位のうち、R1〜R4がHである単位の割合は50モル%以上である。 |