摘要 |
【課題】線材の連続熱処理を行う連続炉において、金属製パイプの中を線材を走行させる際、線材がパイプの内壁に接触することにより発生する擦り疵、あるいはパイプ内に生成した硬い炭化物等の塊に接触し、擦れて削られることにより生じる擦り疵の発生を抑制する。【解決手段】金属製パイプの内壁あるいは全面に、六方晶窒化ホウ素を主成分とする膜を成膜させる。これにより、金属製パイプと線材の直接の接触を防いで擦り疵を抑制し、さらに、金属製パイプの内壁に生成する蓄積する炭化物の塊との密着性を低下させて、擦り疵の原因となるこの塊をエアブローなどで容易に除去することを可能にして、疵の抑制とパイプの交換頻度を低減する。【選択図】図1 |