摘要 |
【課題】被加工部材との凝着および摩耗を抑制できるプレス金型を提供する。【解決手段】プレス金型10は、上型11と、被加工部材18を上型11との間に挟んで成形する下型12と、上型11に設けられている油収容部39と、油収容部39の圧力室20に収容される潤滑油を大気圧よりも高圧になるよう昇圧するピストン25とを備える。油収容部39は、大気圧よりも高圧になるよう昇圧された潤滑油を被加工部材18に向けて吐出する吐出口32を有する。このように昇圧された潤滑油が被加工部材18に吐出される形態においては、従来のように昇圧されていない潤滑油が被加工部材に供給される形態と比べて、潤滑油の供給量が増える。そのためプレス金型10の加工部と被加工部材18との間の油膜切れが抑制され、潤滑状態が良好となる。したがって、プレス加工の加工速度を上げても、プレス金型10と被加工部材18との凝着および摩耗を抑制できる。【選択図】図2 |