摘要 |
【課題】接種剤bを広範囲に均一に散布する。【解決手段】軸心回りに回転するモールド1と、そのモールドと相対的にモールドの軸心方向に移動してモールド内に進退する溶湯鋳込み用トラフ5と、そのトラフに付設されてエアーブローによりその先端開口から接種剤を散布する接種管10と、を有する遠心鋳造装置である。接種管の先端に同一軸上の下面開口12のパイプ11を延設し、そのパイプ内の長さ方向に所要間隔で前方下向きに傾斜する複数の隔壁13a、13b、13cを設け、その各隔壁の同一軸e上に透孔14a、14b、14cを形成し、その各透孔の大きさをパイプ先端に向かって順々に小さくする。この接種剤吐出構造であると、接種剤のモールド1内面に向かう量がモールドの軸方向に段階的になり、それに応じて吹き付け力が抑制されるとともに、接種剤も広範囲に均一に散布されるため、溶湯cの乱れも抑制されて咬み込みも抑制される。【選択図】図2 |