摘要 |
変速モデルを用いて自動変速機の所望の変速を実行する。自動変速機の運動方程式の拘束条件としてトルク分担率を設定したので、変速制御において難しいとされる係合装置のトルクの受け渡しを制御するのに適しており、且つその運動方程式を解くことができる。見方を換えれば、トルクの受け渡しを表現したトルク分担率を拘束条件としたので、何れの変速パターンにも所定の変速モデルにて対応することができる。更に、第1変速中に第2変速が判断された場合は、それまでの変速モデルを第2変速に対応する変速モデルへ切り替えてその第2変速を実行するので、一つずつ変速を完了させる場合と比べて速やかに所望のギヤ段へ変速させることができる。従って、要求駆動力Fdemに対する応答性が向上される。 |