摘要 |
【課題】昨今、ガラス基板に用いられる電気・電子部品へのスクリーン印刷、グラフィック加飾へのスクリーン印刷においては、その印刷物のデザインの多様化、印刷画像の高精細化が進み、微細パターンと面積の広いベタパターンが共存する印刷物の簡易的且つ低コストでの生産の要求が増している。また、ベタパターンにおいては画像エッジ部のシャープ性を向上させるとともにレベリング性も良好とすることで、微細パターンとベタパターンが共存する印刷画像の視認性の更なる高品位・高精細化が求められている。【解決手段】線径が25μmである高強度無変形ステンレスメッシュによって製版された360メッシュのスクリーン刷版を用いてガラス基材にスクリーン印刷して印刷物を作製したときに、前記刷版の画像設計寸法に対して、印刷した印刷画像のエッジのダレ幅が10μm以内となる印刷物が作製できる高品位・高精細スクリーン印刷インキ組成物であって、沸点が170℃以上の溶媒を溶媒全体の70質量%以上含有し、重量平均分子量2000以上のプレポリマー又はポリマーを前記インキ組成物全量に対し2質量%以上含有し、且つ、25℃におけるBH型回転粘度計で粘度が5〜180Pa・s、チキソトロピックインデックス(TI値)が2.0〜8.0であり、JIS K5701−1:2000に従った25℃における平行版粘度計(スプレッドメーター)による流動性測定法で測定開始1分後の前記インキ組成物の流動半径測定値が13.0〜24.0mmであり、前記平行板粘度計による流動性測定法で測定開始1分後の流動半径測定値を「F60」、45秒後の流動半径測定値を「F45」と定義したときに、「F60」−「F45」≦1.0mmであり、且つ、カップリング剤化合物を含有することを特徴とするガラス基材用スクリーン印刷インキ組成物【選択図】なし |