摘要 |
【課題】波長可変フィルタを用いる光学用レンズにおいて、広い視野又は大きな開口数であっても、視野内の透過中心波長の一様性を保持し、透過波長の波長帯域幅の拡幅を抑制することを主目的とする。【解決手段】物体面と、それに共役な実像面との間に複数のレンズ要素を含む光学レンズに向かって物体面上の各軸外物点から入射する各光束が波長可変フィルタに到達するとき、主光線が光軸と平行となる空間が形成されるため、この空間に波長可変フィルタを配置すれば、常に各光束が波長可変フィルタに対して垂直に入射し、特定の偏光成分のみを透過させることができる。光学レンズへの入射光束の直径よりも波長可変フィルタを通過する光束の直径が大きくなるように設計し、入射光束のビーム発散角よりも波長可変フィルタを通過する光束の発散角を小さくさせることで、透過波長帯の拡幅を抑制しつつ、検出画像全体を同一の波長帯のみに対応させ得る。【選択図】図1 |