摘要 |
紙幣などのセキュリティ用基体(S)が記載されており、この基体は、一またはそれ以上の紙層(11、12)と、この紙層(11、12)の少なくとも一方の面に接着するように作られたポリマ層(20)とを具える。ポリマ層(20)は、紙層(11、12)に覆われていない基体(S)の少なくとも一の領域においてほぼ透明で、基体(S)内にポリマ層(20)で形成され閉じられている、実質的に透明な窓(W)を形成している。ポリマ層(20)は、窓(W)の領域において、厚さ(T)が窓(W)の領域の外側のポリマ層(20)の厚さ(t)より厚い。窓の領域(W)におけるポリマ層(20)の厚さ(T)は、窓の領域(W)外の紙層(11、12)の厚さとポリマ層(20)の厚さを加えた厚さにほぼ等しく、基体(S)の厚さ(T)は、実質的に均一かつ一定である。基体(S)は更に、ポリマ層(20)の少なくとも一方の面に、窓の領域(W)に配置した、マイクロ光学構造(30)、特にレンズ構造を具える。【選択図】図2 |