摘要 |
【課題】一定範囲の敷地と公道との境界部分などに周知の工法で連接させて打設した複数の鋼矢板を順次地中に圧入する際に、既に所定深度まで圧入された鋼矢板が共下がりするのを防止する工法及びその工法を用いて止水壁を非掘削で所定深度に設置する壁体地中設置工法を提供することを目的とする。【解決手段】連接された複数の鋼矢板のうちの一の鋼矢板の天端近傍に第1ナットを溶接し、溶接された該第1ナットに所定の長ねじを螺合した後、該天端に嵌合するヤットコで該一の鋼矢板を所定深度の地中に圧入する第1工程と、地中に圧入された一の鋼矢板から地上に突き出した長ねじを、地面に配置された鋼材に第2ナットで固定する第2工程と、を有し、一の鋼矢板に隣接する他の一の鋼矢板に対し第1工程を行う際に、他の一の鋼矢板から一の鋼矢板に作用する下向きの力を第2工程で固定した長ねじで支えることにより一の鋼矢板の共下がりを防止する。【選択図】図10 |