摘要 |
【課題】酸化スケールの生成による低合金鋼の減肉が生じた場合においても、精度よく余寿命を診断することが可能な低合金鋼の余寿命診断方法及び余寿命診断装置を提供する。【解決手段】低合金鋼の余寿命診断方法は、低合金鋼の金属組織における結晶粒界と析出物相との間の無析出物帯幅の情報に基づいて、低合金鋼の使用期間中の推定温度を求めるステップ(ST11〜ST13)と、低合金鋼の厚さを測定して、低合金鋼の酸化スケールの生成に伴って減肉する低合金鋼の使用期間中の実測減肉速度を求めるステップ(ST14)と、低合金鋼の温度と低合金鋼の全寿命との相関を、異なる減肉速度ごとに複数示すマスターカーブに、低合金鋼の推定温度及び実測減肉速度をあてはめて低合金鋼の余寿命を推定するステップ(ST15、ST16)とを有する。【選択図】図3 |