双安定電磁アクチュエータおよび外科器具

摘要

本発明は、管（２）の外側に配置された固定子（１０）と、軸が長尺方向に変位可能となるように管（２）の中に取付けられた可動子（３０）であって、少なくとも部分的に常磁性及び／又は強磁性の材料から構成され、かつ電磁界をかけることによって第１の位置（６）と第２の位置（８）との間を可逆的に移動可能である可動子（３０）とを備え、固定子（１０）は軸方向に逆方向に分極された２つのリング永久磁石（１２、１４）と、電磁界を発生させるためのコイル（１６）と、２つの固定子の磁極片（２０、２２）を有する磁気戻り要素（１８）とを備える双安定電磁アクチュエータ（１）、および外科器具に関する。本発明によるアクチュエータ（１）を用いると、固定子の磁極片（２０、２２）を有する磁気戻り要素（１８）は、コイル（１６）を囲み、固定子の磁極片（２０、２２）はコイル（１６）の両側で、コイル（１６）とリング永久磁石（１２、１４）との間に配置され、可動子（３０）は２つの可動子の磁極片（３２、３４）を有し、固定子の磁極片（２０、２２）の軸方向の幅は、可動子の磁極片（３２、３４）の軸方向の幅よりも小さい。