| 摘要 |
壁部と、壁部の上端部に水平方向に突出した庇状部と、を有する堰を設置したタンディッシュを用いて、溶鋼中の介在物の浮上分離を従来に比較して確実且つ有効に行う。溶鋼注入部（５）と溶鋼流出口（６）との間に、溶鋼注入部を四方向から囲んで上方に伸びる壁部（８）と、壁部の上端部に水平方向に突出した庇状部（９）とを有し、切り欠き（１２）を一箇所以上有する堰（７）を設置したタンディッシュ（１）を用い、堰の高さｈ、上部開口部面積Ｓ、庇状部の先端部からタンディッシュ短辺面までの距離Ｌ、庇状部の先端部からタンディッシュ長辺面までの距離Ｗに対して、溶鋼湯面高さＨ及びタンディッシュへの溶鋼注入流量Ｑが、下記の（１）式を満足する範囲内として鋼鋳片（１４）を連続鋳造する。３．５０≦［（Ｈ−ｈ）?（Ｓρ／Ｑ）１．３７］−０．６＋［（７Ｌ／６）］?（Ｓρ／Ｑ）１．３７］＋［（７Ｗ／６）?（Ｓρ／Ｑ）１．３７］≦９．５０・・・（１） |
