摘要 |
チップ(14)に設けられたねじ軸(24)がボデー(12)に設けられたねじ穴(26)に螺合されることにより、チップ(14)がボデー(12)に着脱可能に取り付けられるとともに、ボデー(12)に設けられた拘束穴(38)内にチップ(14)の拘束部(40)が嵌合されて、ボデー(12)とチップ(14)とが軸心Oと同心に位置決めされる。これにより、別体の取付ねじが不要となり、ボデー(12)およびチップ(14)の2部品で構成されるため、高い心出し精度が得られ易いとともに、各部品の断面積が大きくなって強度が高くなり、工具寿命のばらつきが抑制されて優れた工具寿命が安定して得られるようになる。また、ねじ軸(24)の先端面(24f)がねじ穴(26)の底面(26f)に密着するように押圧されて、チップ(14)がボデー(12)に一体的に固定されるため、ねじ軸(24)には圧縮応力が作用するようになり、引張応力が作用する場合に比較して高い締結強度でチップ(14)をボデー(12)に締結できる。 |