摘要 |
着座乗員の上腕部が着座乗員の胸部とサイドエアバッグとの間に介在することを抑制できると共に、側面衝突の形態によらず、着座乗員の肩部をサイドエアバッグによって良好に拘束することができる車両用サイドエアバッグ装置を得る。サイドエアバッグ(20)の膨張展開状態では、肩バッグ部(36)が着座乗員(P)の肩部(S)の側方から車両前方側へ延びてメインバッグ部(26)の上方に配置される。この肩バッグ部(36)は、メインバッグ部(26)よりも車幅方向の寸法が小さく設定されており、メインバッグ部(26)の上端側における車幅方向内側面が車幅方向外側へ向かうに従い上昇するように傾斜又は湾曲する。この面との摺接によって上腕部(A)が押し上げられる。しかも、着座乗員(P)が車両斜め前方へ慣性移動した場合でも、肩バッグ部(36)によって肩部(S)を拘束できる。 |