摘要 |
本発明はフリーデル・クラフツ反応型の分子内環化反応によりザルトプロフェンまたはザルトプロフェン誘導体を製造する方法において、閉環前の原料化合物の6.5倍以下の量のポリリン酸を縮合剤として用いて、医薬の活性成分として使用するのに十分な純度で、検出可能な量の2量体等の不純物を生成せずに、かつ、工業的に利用可能な収率で、しかも簡便かつ経済的に、工業的スケールでザルトプロフェンまたはザルトプロフェン誘導体を製造する方法に関する。詳細には1,1,2−トリクロロエテン、メチルシクロヘキサン、シクロヘキサン、n−ヘプタン他からなる群から選択される1種以上の有機溶媒の存在下で、閉環前の原料化合物を分子内環化反応により閉環することによるザルトプロフェンまたはザルトプロフェン誘導体の製造方法に関する。 |