摘要 |
本発明は、熱い圧延ストリップ・スチール、特に、長手方向に複数の目標厚さを有する熱い圧延ストリップ・スチールを製造する方法に関する。本発明の方法は、熱間連続圧延機を用いて長手方向に異なる目標厚さを有するストリップ・スチールを製造するための方法である。かかる方法では、ストリップ鋼の第1均等厚さセクションが常套の厚さ制御法を用いて制御される一方、ストリップ・スチールの他の均等厚さセクション、および、それら均等厚さセクション間の遷移セクションが可変厚さ制御法を用いて制御される。かかる可変厚さ制御法では、ストリップ・スチールの第1セクションの長さ、厚さ目標値の変化、圧延安定性、おおよびストランド間の間隔が相互に組み合わされて、可変厚さ制御に関与するストランドを決定し、次いで、ローラー・ギャップ値、ならびに、ローラー・ギャップの変更に要する時間および変更速度を算出し、それによって、長手方向に異なる目標厚さを有するストリップ・スチールへの製造制御を達成する。本発明は、第1均等厚さセクションの長さ、異なる目標厚さの変化、および他の関連する因子を利用して制御に関与するストランドを決め、荷重バリエーションをストランド間に分配し、それによって、「第2流れの不均衡に起因した圧延安定性の影響」を効果的に回避しており、その結果としてユーザー要件を満たす長手方向にて異なるセクションで可変厚さを有するストリップを得ている。 |