摘要 |
<p>基準CV値算出データ記憶部(44)には、予め実験的に求められたイオン数とCV値との関係を表す式が格納される。ループタイムTp、ドゥエルタイムTd等の測定条件の下で目的試料に対して質量分析が実行されると、クロマトグラム作成部(41)は分析結果に基づきクロマトグラムを作成しピーク面積値Aを求める。CV値関連情報算出部(43)は、X=A・(Td/Tp)によりイオン数Xを計算し、記憶部(44)に格納されている式に基づきイオン数に対応したCV値を算出する。これはデータの統計的なばらつき要因のみを含む基準CV値であるから、複数回の測定に対応した実際のピーク面積値のばらつきに基づいて算出された実測CV値と基準CV値とを比較可能に表示することで、分析者は実測データの良否等を判断することができる。</p> |