摘要 |
【課題】櫛歯が自毛の延在方向に略直交するようにカツラに固定されるカツラ止着具において、カツラ取外しにおける操作性を高める止着具を提供する。【解決手段】2つの略コ字状部材を連結固定して、カツラ用止着具Sを構成する。各略コ字状部材は、櫛歯20が固定された櫛歯固定片と、櫛歯固定片の両端からほぼ直角に同一方向に延在する2つの湾曲弾性脚12、13とで構成される。2つの略コ字状部材は、互いの開放部を対向させて、互いの湾曲弾性脚を重ねた状態で、当該重ねられた各湾曲弾性脚の長手方向に沿って離散した複数の固定箇所において、互いに固定される。したがって、両部材は弾性変形性および一体性が高く、指でカツラ用止着具を反転させる操作をした場合に、一方の略コ字状部材が反転すれば、必ず他方の略コ字状部材も反転する(必ず、1回の反転操作で足りる)。【選択図】図2 |