摘要 |
【課題】 特殊なボルトを用いなくても、ナットを誤って落下させるのを確実に防止可能とする。【解決手段】 ナット10をナット本体11と弾性を有する圧接部材20から構成する圧接部材20はに雌螺子部13の谷径(=後述するボルトの雄螺子部の山径)Lより少しだけ小さい径L1の通し孔21を有し、ナット本体11の内、雌螺子孔12の開いた底面側の端面14に、通し孔21と雌螺子部13が同軸(同心)となるようにして接着剤により装着されている。圧接部材20の厚みHは、例えば雌螺子部13の隣接する螺子山間距離の1乃至5倍前後としてある。圧接部材20が弾性変形可能なことから、通し孔21はボルト先端部4に対し軸方向に挿通可能となっている。ナット10を底面側からボルト1に挿入するとき、ナット10の雌螺子部13がボルト1の先端に当たる前に圧接部材20の通し孔21がボルト1の先端により押し開かれて圧接する。【選択図】 図4 |